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今号のうなLady〈Vol.51〉 [うなLady]


村田 彰子さん(42歳)
「逢坂山かねよ」(滋賀県大津市)   

▼ どんなときにウナギを食べたいと思いますか?
-焼き上がったこんがり,ピカピカのうなぎを見ると、本当に「1本丸かぶりしたーい」と思います。毎日見ているけれど、私達ももちろん自分で買わないと食べられないですからね・・・

▼ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたことについてどう思いますか?
ーうなぎ屋で働いていて、その話が話題になり、他の色々な生き物の事についても、そういった自然環境問題に初めて感心をもちました。ニホンウナギを扱っている店として、この先どうなるか、本当に不安を感じています。

▼ 仕事のやりがいをお聞かせください。
ー鰻を焼くようになってまだまだ勉強中ですが、新しい事にチャレンジする事は、自分なりに「こうしたらどうだろ!こっちの方がいいかな?」など考えることが新鮮に思え、「美味しそう」と思えるウナギが焼けた時は嬉しいです。一番嬉しいのは、やはりお客様が帰り際に「美味しかった。また来ます」と言って下さることです。その一言と笑顔のおかげで、毎日やりがいを感じ頑張れます。

▼仕事ではどのようなことを心がけていますか?
ー接客を主にしていますが、笑顔でお客様をお出迎えし「また来ます」と笑顔でお客様に帰っていただけるように、どんなに仕事がキツくても自分の笑顔を絶やさないように心がけています。

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「蒲焼店が考える“これから”」62 〜2016年2月5日号掲載〜 [蒲焼店が考える“これから”]


四代目 八馬(はちうま)誠氏
(大塚 宮川/東京都豊島区)

『鰻という日本文化に携わる人間としてその価値を発信』

2016年に入り、早くも一ヶ月が経過した。前半のシラス漁の不調からか、活鰻相場も先月半ばに主要産地で相次いで値上がるなど、販売を取り巻く状況は芳しくない。気になる現在の専門店の売れ行きはどうだろうか。

「ここ数年、弊店では赤字が続いています。私自身は、昨年の11月に修業を終え、この大塚宮川に帰ってきて、現在は三代目の父と日本料理の板前と私の三人で調理場に立っています。価格の値上がり、景気の変化など、ここ10年で外部環境は大きく変わりましたが、そのことにより気づきもありました。赤字の一つの原因はうなぎの扱い方にあるということで、まずはこれを改善していくことが売り上げUPの鍵になると考えています」

近年、シラスウナギの不漁から、活鰻相場は高値安定となっている。ここ数年は、値上げを余儀なくされた多くの専門店も見受けられるが、お客を一人でも取り戻すために、貴店ではどのようなことを考えているのだろうか。
「『うなぎは高級品』今や世間の誰もが口を揃えてそう言うでしょう。だからこそ『鰻ってこんなに美味しいものだったんだ』とお客様におっしゃっていただけるお店にしたいと考えています。それが私の想いです。価格値上がり後、私のお店もお客様が減少しました。しかし、その一方で今現在も行列をつくっている鰻屋さんもあるのです。私はそのようなお店に通い、この『違い』は何かを研究し、答えを出しました。それは商売や鰻屋における本質にあるのではないかと思います。

その日の鰻はその日に捌き、炭に落ちるたれの香りでお客様を誘い、アツアツのご飯にフワッ、トロッの鰻をお出しする。当たり前の事なのかもしれませんが出来ていない部分もあります。ですから、私は三代目の父と毎日その事について話し合い、少しずつ当たり前の基準をあげていきます。『鰻を食べるなら大塚宮川へ行こう』そう言って選んで頂けるお店づくりを目指します」

ちなみに貴店が扱うウナギへのこだわりはどのようなものがあるだろうか。

「鰻は国産のみを扱っておりますが産地、季節、問屋様によってその状態は様々です。完璧な人間が存在しないように、完璧な鰻も存在しないのかもしれません。その中で私が大切にしているのは“『誰』から仕入れるか!“です。つい先日、生まれて初めて養鰻場を見学させて頂きました。私達は鰻がお客様に届く一番近いところにいます。だからこそこの鰻がどんな池で、どんな人に、どんな考え方で育てられたのかを知る必要がありました。『どんな鰻』ももちろん大切ですが、業界発展の為には私が見学させて頂いた養鰻場のように『愛、感謝、誠実さ』を持った養鰻場が増えたら素敵だなと思っています」

ところで今年9月にワシントン条約締約国会議が開催される。ニホンウナギの動向が気になるところだが、貴店はどのような考えを持っているか。

「それについては自分がコントロール出来ないものなので今のところ、対策は出来ていません。私の出来る事は、その貴重な鰻をお客様に美味しくお届けする事だと確信しています」

資源問題の一方、職人不足問題も昨今、大きくなっているが、これに関してはどのような見解を持っているか。

「鰻職人を含めた料理人という職業へのイメージの改善が必要だと考えています。その為に私が出来る事は積極的に外部にこの職業の素晴らしさを伝えていく事、そしてお店に入ってくれた若者を、命をかけて育てることだと思います。だからこそ、その時の為に伝えていく私が志を持ち働き、学び、成長する事を心掛けています」

最後に、鰻蒲焼専門店を取り巻く環境は、これまでと一変している。専門店にとって今後をどのように見通しているか。

「会社の質は、トップの考え方の質で決まると考えています。今後、鰻の生産や価格がどうであれ、私は鰻という日本文化に携わらせて頂いている人間としてその価値を発信していくと共に、お客様、取引先様、自社に対して『愛、感謝、誠実』を持って仕事をし、世の中に貢献できる事は鰻屋を目指します」

[データ]
「大塚宮川」
〒170-0005 東京都豊島区南大塚1-53-5
TEL:03-3945-1313

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*「蒲焼店が考える“これから”」は現在、日本養殖新聞で連載中
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最新号16.9.15発行しました! [本紙記事/速報]




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主な内容〈8ページ建て〉
▼在庫あり、フル稼働に慎重な声 〜第22回全荷連加工部会開催〜
▼「業界全体が消費者のために・・・を再認識すべき」(鈴木紘彦会長) 〜全荷連・第39回総会〜
▼「ウナギ減少は成育場環境の劣化」(中央大・海部准教授) 〜ウナギが生きる川を取り戻す<ウナギと河川環境の問題を考えるシンポジウム>利根川流域市民委員会11日:於:東京都文京区「全水道会館」〜
▼「”喉元過ぎれば”はいけない、ウナギ資源問題」 〜えっせい 鰻に魅せられて その68〜
▼各国地域とも、池入れ上限遵守 〜「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第9回非公式協議」を開催〜
▼「お客様獲得のため面白いキャンペーンを検討中」うなぎ・季節料理 「藤乃」 代表取締役社長 藤野新市氏(54) 〜蒲焼店が考える“これから”81〜
▼<新刊紹介>『魚が食べられなくなる日』〜勝川俊雄著/小学館新書
▼「那珂川大感謝祭2016」が開催 11日/於:栃木県大田原市・なかがわ水遊園
▼アユは可能性のある面白い魚 長良川漁師 平工顕太郎さん 〜「めぐる。」51〜
▼美味!!「鯉」メニューのお店14 千葉県銚子市「川魚問屋 石毛川魚店」
▼うなLady Vol.55
▼業界関連からもうなぎの出展相次ぐ 〜築地年末商品合同展示会〜
▼中華料理店で”うな丼”を注文<イギリス・ケンブリッジ> 〜高崎竜太朗のウナギストワールドツアー8〜
▼終盤に入った築地の生鮮アユ商戦〜
▼岐阜市の鮮魚店「魚ぎ」で開催!!〜ウナギをテーマにまちゼミ〜 
▼養殖業者に良いように回ったシーズン!!〜宮城の銀サケ 平成28年業況総括〜
▼「笑顔を呼ぶ鮎」第3号発行 〜全国鮎養殖漁業組合連合会〜
▼ウナギ資源保護に係るASEAの規約調印間近〜ワシントン条約に係る4者間協議結果報告会開催/12日:鹿児島県霧島市〜
▼初サンマ7000尾振る舞う 〜第21回目黒のさんま祭り開催〜
その他。

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今号のうなLady〈Vol.50〉 [うなLady]


篠原 亜梨沙さん(19歳)
浜名湖養魚漁業協同組合    

▼ どんなときにウナギを食べたいと思いますか?
-鰻のタレのおいしい匂いがしたときや、疲れているときには元気をつけるために食べたくなります。

▼ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたことについてどう思いますか?
-うなぎは日本を代表する食文化ですが、うなぎを守っていくのは日本の力だけでは難しいと思うので、関係する国や地域で協力して、これからも沢山の人がおいしいうなぎを食べ続けていけるよう対策を考えなければならないと思います。私もうなぎに携わっている一人として少しでも力になりたいです。

▼ 仕事のやりがいをお聞かせください。
-直売所や電話で注文をいただいたとき、お客様から「美味しかった」と言っていただいたとき、また、何度も注文をくださるお客様がいることもとても嬉しくやりがいがあります。

▼仕事ではどのようなことを心がけていますか?
-沢山のお客様からご注文をいただきますので、一つ一つミスがないよう心掛けています。特にこれからの季節、うなぎの注文が多くなってくるので、より一層気を引き締めて取り組んでいきます。

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「蒲焼点が考える“これから”」61 〜2016年1月25日号掲載〜 [蒲焼店が考える“これから”]


柴田 哲竜(さとる)店主
(炭焼 うな富士/名古屋市昭和区)

『日本の食文化を継承する者として責任を全う』

2016年に入り、早くも1ヶ月が経とうとしている。業界注目のシラスウナギ漁の動向が気になるが、不漁だった昨年のぺースと大きく変わらず、厳しい状況が続いている。先行きの展開が気になるところだが、ところで専門店としてはこれまでの売れ行きはどうだろうか。

「2014年の絶滅危惧種登録から1年以上経過した事もあり、昨年の夏以降売り上げ、来客数ともに昨年と比べ、微増で推移しています」

シラスウナギ漁は近年、不漁が続いている。一昨年は豊漁で値頃感も期待されたが、昨年が不良だった事から、活鰻相場は高値安定となっている。ここ数年、値上げを余儀なくされた多くの専門店、ウナギマーケットも縮小の一途を辿っている。そうしたなか、お客を一人でも多く取り戻すため、また近年のインバウンド消費に対する働きかけなどを行っているか。

「今まで通り、品質を落とさず、手を抜かず、感謝を忘れずに料理を提供しています。訪日外国人に対しては来年の伊勢志摩サミットを見据えて、外国語のメニューの準備を進めています。当店では、夜のメニューの中に豊富な魚貝類をふんだんに盛りつけた料理や珍味を格安で提供しています」

ちなみに扱っているウナギに関しては、産地などこだわりがあるのだろうか。

「当店は地焼きで調理しています。地焼きに適するうなぎは、脂肪分が適量で皮が柔らかい、いわゆる、青うなぎと呼ばれるうなぎです。同じ海域で育ったニホンウナギですから、どこで育てられても、同じ品質である事に変わりありません。ですから、産地にこだわらず、納得のいく仕上がりにこだわって調理しています」

ところで近年は、日本を中心に国内外にて、ウナギ資源保護管理が進んでいる。今年9月には、業界注目のワシントン条約締約国会議が開催されるなかでその動向が気になるところだが、貴店はどのような考えを持っているか。

「どの時点でないと、具体的にどうなるかは不明で、回答が出来ません。しかしながら、貴重な品物となることは確実だと思います。この先、どんな苦境に陥っても最後まで残る店としての心構えを持ちたいです」

資源問題の一方、解決の根本的な糸口が見えないウナギ文化継承に欠かせないウナギ職人不足問題。これに関してはどのような見解を持っているか。

「職人に関しては、こちからお願いして来てもらうものではないと考えており、来るもの拒まずで、採用しております。採用後は能力にもよりますが、なるべくウナギに触れさせて、仕事をする楽しさを覚えさせながら指導しています」

最後に、資源問題、職人不足、そしてウナギ離れによるマーケット縮小など専門店界を取り巻く環境は大きく様変わりしている。専門店にとって今後をどのように見通しているか。

「これからますます、貴重になるであろうウナギを扱う者としての自覚、そして日本の食文化を継承する者としての責任を全うすることは当然だと思います。今後は資源の保全や完全養殖推進のための募金運動を業界だけでなく、お客様にも理解していただき、日本全体を巻き込んだ運動にしていくべきだと思います」

[データ]
「炭焼 うな富士」
〒466-0058 名古屋市昭和区白金1-1-4 プレザント白金1F
電話:052-881-0067

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*「蒲焼点が考える“これから”」は現在、日本養殖新聞で連載中

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最新号16.9.5発行しました! [本紙記事/速報]



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主な内容〈10ページ建て〉
▼今夏商戦を振り返るポイントは“相場” 〜平成28年度「夏の総括会議」/先月24日、日本鰻輸入組合〜
▼平成29年度 水産予算概算要求 〜ウナギ対策関連事業に昨年度と同額の4億5,700万円〜
▼元々の活鰻高影響で盛り上がりに欠けた丑商戦 〜豊橋鰻販売組合「第40回鰻供養」催す〜
▼全国の鰻蒲焼支出額8ヶ月連続のプラス 〜家計調査7月分(速報)〜
▼専門家三氏による講演 〜平成28年度水産油脂資源講演会〜
▼「お客様獲得のため面白いキャンペーンを検討中」蒲焼・日本料理 川松 6代目 松澤彰子さん(45) 〜蒲焼店が考える“これから”80〜
▼ウナギ串焼の魅力に迫る!!その2 〜一串から注文可能 敷居をより低く、東京都新宿区「くりから」〜
▼「第60回東京高円寺阿波おどり、盛大に」
▼第18回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー盛況裡に閉幕! 〜業界関連企業も多数出展〜
▼美味!!「鯉」メニューのお店13 東京・中央区「八重洲 はし本」
▼うなLady Vol.54
▼真鯉ひろしの「長いものには巻かれよ」その138 〜夏限定でウナギメニュー 鹿児島県国分の海鮮居酒屋「馬酔木」(あしび)〜
▼ウナギ供養と放流会を開く 〜先月29日、津うなぎ専門店組合が子どもたちを招き実施〜
▼鰻文化継承に必要なのは…全国蒲焼店アンケート(後編)〜職人不足は「厳しい印象」が要因?〜
▼新サンマ!!シーズン本格化へ、今後さらに需要増加
▼都民ファースト感覚を大切に 〜築地市場移転延期、小池都知事が臨時記者会見〜
▼7月分の輸入通関統計
▼条約阻止で「親ウナギ放流、シラス流通透明化」一層の努力へ 〜浜名湖養魚漁協「平成28年うなぎ供養祭」開催〜
▼うなぎ未来会議2016 〜ニホンウナギの絶滅リスク評価〜 10月28〜30日の期間で開催、東京・文京区/中央大学後楽園キャンパス

その他。
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今号のうなLady〈Vol.49〉 [うなLady]


ボリーレ・エリカさん(34歳)
株式会社Royal Tirrenian代表取締役

▼どんなときにウナギを食べたいと思いますか?
-10年ほど前に観光で東京を訪れたとき、おすすめしていただいた上野公園の近くのうなぎ料理のレストランで初めていただきました。イタリアでの食べ方と全く違っていて驚きました!日本のうなぎの独特の甘みと旨みの初体験でした。その後、日本に移住して土用丑の日にうなぎを食べる風習を知って、その日に食べるようにしています。

▼ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたことについてどう思いますか?
-どの動物でも、絶滅は非常に残念だと思います。それぞれの国に他にない動物、植物があって、それを守るべきだと思います。うなぎを食べるということ、その動物の命をいただくことになりますので大切にしてほしいと思っています。

▼お仕事のやりがいをお聞かせください。
-自分の国・イタリアの食文化をどんどん日本で紹介していけること。お客様がイタリアをもっと好きになって喜んでくれたら、自分もハッピーになれるのです!

▼お仕事でどんなことを心がけていますか?
-日本の文化を大切にしながらも、自分がイタリア人であることを忘れず、イタリアの情熱をお客様に感じていただけるように努めています。

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「蒲焼点が考える“これから”」60 〜2016年1月10日号掲載〜 [蒲焼店が考える“これから”]


大嶋 茂樹店主
(うなぎ大嶋/浜松市南区)

『鰻は日本人のソウルフード、廃れることはない』

輝かしい新年の幕開けとなった。業界は引き続き、シラスウナギ漁の動向に注目しているが、状況は厳しいままだ。ところで専門店としてこれまでの売れ行き、今後をどのように見通しているか。

「現在の売れ行きは、昨年の夏に比べれば当然、落ちていますが、昨年並みになっています。うなぎは日本古来の食べ物であり日本人のソウルフード、ですから廃れる事は無いと思います。今後、ウナギの価格は上がっていくと思いますが、ハレの日のごちそう、あるいは頑張ったときの自分へのご褒美となっていくのではないでしょうか」

冒頭のように、シラス漁は近年、不漁続きで、活鰻相場も高値に張り付いたままだ。多くの専門店ではメニュー価格の値上げを余儀なくされ、ウナギマーケットも縮小の一途。そうしたなか、お客を一人でも多く取り戻すために専門店として何か、働きかけているか。

「大切なのは、適正価格でお客様に提供する事です。そのためには丁寧にかつ、クオリティーを上げて、お客様に満足していただくことだと常に思いながら、仕事をしております」

ちなみに扱っているウナギは、産地などこだわりがあるのだろうか。

「うなぎに対する、養殖業者さんの温かい思いが込められているうなぎを仕入れたいです。そして、その思いを我々、専門店がお客様に届けていきたいと考えています。私の場合は、いろいろ探した結果、現在の養鰻業者さんに出会いましたので、それが私どものこだわりです」

ところで近年は、続くシラスウナギ不漁から、ウナギ資源保護管理が日本中心に急ピッチで進んでいる。今年9月には、ワシントン条約締約国会議が開催されるなかでその動向が気になるところだが、貴店はどのような考えを持っているか。

「このワシントン条約の件ばかりは、成り行きにまかせなければならないですが、とにかく素材を無駄なく扱い、丁寧に丁寧に仕事をしていくしかないと思います。資源保護の観点からも安くして消費を増やすことを行ってはいけないと思います」

またウナギ文化継承に欠かせない、ウナギ職人不足も大きな問題。これに関してはどのような見解を持っているか。

「子供が小さいときから、うなぎの美味しさ、うなぎの神秘的な生態、資源の貴重さに興味を持ってもらう事が大事だと思います。そしてうな丼、うな重になるまでの工程なども知っていただくことも、ウナギ職人不足解消への一つの大事な事だと考えています」

資源問題、職人不足、そしてウナギ離れによるマーケット縮小など、問題は山積みだ。

「今年9月に行われるワシントン条約締約国会議において、”掲載“を回避出来れば良い、という話ではなく、うなぎは天然資源であるということを再認識してほしいと思います」

[データ]
「うなぎ大嶋」
〒432-8052 浜松市南区東若林町645
電話:053-447-3656

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*「蒲焼点が考える“これから”」は現在、日本養殖新聞で連載中

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「うなぎ未来会議2016」〜ニホンウナギの絶滅リスク評価〜」開催 [本紙記事/速報]



『うなぎ未来会議2016』開催へ/10月28、29、30日・於:中央大学後楽園キャンパス

〜IUCN(国際自然保護連合)種の保存委員会とともに、日本の研究者がニホンウナギの絶滅リスクについて議論し、一般の方とこれからの対策を検討〜

共 催:
日本自然保護協会、中央大学研究開発機構、北里大学海洋生命科学部、ロンドン動物学会、IUCN(国際自然保護連合)種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ



専門家と市民による「うなぎ未来会議2016」〜ニホンウナギの絶滅リスク評価〜」が10月28日、29日、30日の3日間、東京都文京区にある中央大学後楽園キャンパスで“事前レクチャー”“評価会議”“シンポジウム”の流れで開催される。
 
周知のように、ニホンウナギは2014年6月、IUCN(国際自然保護連合)によって絶滅危惧種に指定された。2年後の2018年には、IUCN種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ(AESG)により、本種を含むウナギ属魚類の再評価が行われる予定だ。
 
今年10月に行われる評価会議では、IUCN種の保存委員会AESGの座長であるMatthew Gollock(ロンドン動物学会)氏と、AESGメンバーである海部健三(中央大学)准教授とが共同で座長を務め、日本の専門家たちがニホンウナギの個体群動態、漁獲量、生息環境などに関する、より正確で情報を集約、整理し、2018年に予定されるAESGによる会議に提出する。
 
この他、ニホンウナギの持続的利用実現のため、市民の存在も重要なことから、情報共有促進のために評価の過程を一般公開。組織された7名程度の市民パネル(応募締め切り9/11まで※公募及び推薦により選出)は、評価会議の最中、意見を述べることはできないものの、質疑時間が準備される。
 
さらに評価会議の結果を報告するシンポジウムでは、専門家、市民パネル及び一般の出席者とがウナギの保全と持続的利用について討論(定員300名:入場無料/事前申し込み不要)を行う。
 
「うなぎ未来会議2016」を通じ、資源に対する危機意識が高まり、かつニホンウナギの保全・持続的利用の対策が一段と進むことで、ニホンウナギの持続的利用が促進することを期待したい。


▼[問い合わせ]
中央大学研究開発機構 ウナギ保全研究ユニット
〒192-0393東京都八王子市東中野724-1 2号館2869号室
Tel・Fax:0426-74-3243
E-mail:eelunit@tamacc.cho-u.ac.jp

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最新号16.8.25発行しました![夏期特集第2弾] [本紙記事/速報]



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主な内容〈16ページ建て〉
▼40%割れ、6年続く(カロリーベース)〜平成27年度食料自給率公表〜
▼子持ちアユ初入荷<築地市場>、初荷は和歌山県・湯川水産
▼ウナギ用再び減少へ 〜7月分の養魚用配合飼料生産実績〜
▼えっせい 鰻に魅せられて「本当のうなぎの味わい方」 その67
▼229万7,000人、7月・単月ともに過去最高! 〜7月の訪日外客数〜
▼ウナギ串焼の魅力に迫る!!その1 〜手軽にウナギと日本酒を堪能〜 東京・中央区 串焼メイン「しらゆき」
▼夏の滋養菜「酔っ払いうなぎ鍋」 東京・赤坂の中国料理「菜根譚 月居」
▼新美貴資の「めぐる。」50 〜「四日市公害を忘れないために」市民の集い2016〜
▼鰻蒲焼の大量販売に苦言!! 〜蒲焼店・問屋オーナー座談会/於:日本橋「大江戸」〜 天候等恵まれず盛り上がり欠く丑商戦
▼大高未貴の百鰻件聞録189 〜「大塚宮川」四代目・八馬誠氏〜
▼うなLady Vol.53
▼鰻文化継承に必要なのは… 〜全国蒲焼店アンケート[前編]〜 深刻化する職人不足問題、様々な声・アイデアも
▼うなぎの関連書籍が大集合! 小説から社会問題までバラエティに富む
▼髙崎竜太朗のウナギストワールドツアー⑦ 〜スペイン産ウナギ 白焼きと炙りでいただく〜
▼土用丑のチラシ<静岡・愛知・宮城・福岡・大分・宮崎県編>
▼昨対3.4%減の230トン 〜東淡、7月分東京地区活鰻流通量〜
▼第18回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」開催!〜内外から過去最大の817社が出展、盛り上げる〜
▼小池新都知事が視察!渦中の築地市場と豊洲市場

その他。

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うなぎの蒲焼風惣菜「うなぎの蒲焼そっくりさん」発売中/〜静岡県沼津市「京丸うなぎ」製造〜 [本紙記事/速報]



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ウナギ加工品の製造、販売を行う京丸うなぎ(本社:静岡県沼津市、社長:塚本和弘)が6月半ばより、お魚で作ったうなぎの蒲焼風惣菜「うなぎの蒲焼そっくりさん」を東海地区のマックスバリュ全店で販売している。

同社では、水産練り製品を製造・販売する一正蒲鉾から、タレをつける前の原料を仕入れ、自社の工場ラインで焼き上げた蒲焼のタレをつけて真空パックにしている。小売価格は398円。

“うなぎの蒲焼そっくりさん”という商品名にもあるように、見た目がウナギ蒲焼に似ているものの、原料はあくまで魚のすり身。真空包装のまま湯煎したり、あるいは電子レンジで温めたり、さらに美味しくいただくには直火で両面をかるく炙るのもオススメだ。

同社の塚本和弘社長は「自社で焼き上げているだけに、より本物に近い商品に仕上がっていると自負しているのでぜひ、お試しいただければと思います」と話している。

現在、台湾のウナギ加工メーカーもアメリカ、ヨーロッパ向けに販売したい、と食指を伸ばしており、注目度の高さを裏付ける。

[問い合わせ]
京丸うなぎ
〒410−0844
静岡県沼津市春日町31
TEL055−963−9384
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最新号16.8.10発行しました! [本紙記事/速報]




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主な内容〈28ページ建て〉
▼土用丑は予想外の短期戦に 〜梅雨明け大幅遅れと不順な天候続く!〜
▼メーカー2社(キョクヨー、ニッスイ)2016秋の新商品発表会
▼新商品紹介 うなぎの蒲焼風惣菜「うなぎの蒲焼そっくりさん」発売中 〜京丸うなぎ〜
▼大村知事訪ね試食、懇談会!愛知県産をPR 〜愛知県養鰻漁業者協会〜
▼「お客様の声をよく聞くことで店の改善につなげる」〈魚政〉4代目 鈴木紀之氏 〜蒲焼店が考える“これから”79〜
▼「盛り上がりに欠けた丑商戦」〜東西の消費、流通、梅雨明けで明暗を分ける?〜〈輸入商社座談会〉
▼駅を挟んでしのぎ削る 「東西」の丑の日商戦 〜丑のデパート池袋西武と東武〜
▼全店ベースで好調!、数量・価格堅調 〜丑のスーパーOKストアと西友〜
▼髙崎竜太朗のウナギストワールドツアー⑥ 〜バルセロナ、ウナギ稚魚風のカマボコを発見!〜
▼美味!!「鯉」メニューのお店12 千葉県成田市「川豊」〜品質・技術の伝承で消費拡大に繋げる〜
▼まだ続く!風評被害の払拭を 〜福島県養鯉振会長・熊田水産社長 熊田純幸氏に聞く〜
▼台北の〝丑の日〟!主力の大型蒲焼3店から
▼うなLady Vol.52
▼第1回ウナギ映画祭開催 〜山田水産主催、東京・表参道「COMMUNE246」〜
▼〜ウナギ食べてロッテを応援〜 登亭〝うなぎ弁当〟限定販売
▼真鯉ひろしの「長いものには巻かれよ」その137
▼第15回全国川づくり標語コンクール表彰
▼和食の魅力を知る講習会「江戸前のうなぎを知って楽しむ」開催 〜「日本橋いづもや」の三代目・岩本氏が講師に〜
▼6月分の輸入通関統計
▼鮒忠が「第6回うなぎ祭り」開催!
▼相場急落なく、高値のまま終了 〜銀ザケ市況〜
▼3年後のワシントン条約掲載阻止を!! 〜2016年台日鰻魚民間協議会を開催〜
▼大きくのしかかる資源問題、業界が今後、なすべきこと 〜中央大学・海部健三准教授に聞く!〜
▼丑の日チラシ 東京・大阪・栃木・茨城編
▼コンビニ!高級弁当目立つ 〜コンビニ9社のうなぎ弁当特集〜

その他。

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増養殖研究所玉城庁舎が明日、一般公開 [本紙記事/速報]



国立研究開発法人 水産研究・教育機構の増養殖研究所玉城庁舎が土用丑の日となる明日、10時から15時の間、一般公開される。
ウナギの幼生、タッチプールでは生きたウナギにも触れられる。入場は無料。

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『鯉こくフリーズドライ』先着10名様、プレゼント! [本紙記事/速報]


詳しくはこちらに↓

クリックすると拡大します。
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第1回ウナギ映画祭が29、30、31日、表参道で開催! [本紙記事/速報]





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〜29〜31日/於:東京・表参道「COMMUNE246」

「うな重食べて、映画を観る!」

ウナギの生産・加工を手掛ける山田水産(株)主催による第1回「ウナギ映画祭」が土用丑の日に合わせた29〜31日の期間、フードコート「COMMUNE246」(東京都港区南青山3-13/地下鉄「表参道」駅「A4」出口徒歩2分)にて盛大に催される。

期間中は、同社の無投薬養殖で育てられたウナギを使用したうな重(900円)が販売される。映画は『戦場のメリークリスマス』『スタンド・バイ・ミー』『エンド・オブ・ザ・ワールド』『ジュラシック・ワールド』他、名作から最近の映画までをラインナップ、先着30名限定にてうな重(無料!)も付く大盤振る舞い。また会場内にある10店舗にて、ドリンクを購入するともらえるコインで、会場で焼き上げたウナギ蒲焼と交換出来るなど、ウナギづくしイベントとなっている。

同社の山田信太郎専務は「弊社のPRもありますが、丑の日に合わせて多くの一般の若い人達にウナギを身近に感じて欲しい、そうした思いから今回、表参道でイベントをさせていただくことになりました」と意気込む。

土用丑の日は是非、ウナギに、映画に、思う存分酔いしれてみてはいかがだろうか。

なお、入場は無料。開催時間は各日11時から22時まで。

※会場[COMMUNE246]

※主催[山田水産]

※運営[ネツゲン]
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最新号16.7.25発行しました! [本紙記事/速報]






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主な内容〈8ページ建て〉
▼30日の丑の日へカウントダウン 〜スーパー・量販ともに特設など売場拡大で体制整う〜
▼一正蒲鉾の練り製品「うなる美味しさ うな次郎」登場!
▼新刊紹介『CREA8月号』/発行:文藝春秋 〜土用丑直前「地元の人気店が教える浜松のうなぎ屋」〜
▼大高未貴のなんくるないさぁ〜 その41
▼丑に向け新商品続々!! 「ポテトチップス うなぎの蒲焼き味」新発売(カルビー)/「蒲焼味のからあげクン」「鹿児島のうまい!うなぎまぶし」を発売(ローソン)
▼鰻用が2ヶ月連続の増加!! 〜6月分の養魚用配合飼料生産〜
▼うなぎオンリー漫画「う」特別読み切りが「週刊モーニング」(7/28発売)で掲載
▼蒲焼店が考える“これから”78「うなぎ・寿司 曙覧(あけみ)」(福井市)料理長 駒田英之氏
▼平成28年うなぎ供養放生会開催 15日/千葉県成田市、成田観光館
▼成田うなぎ祭り始まる 7月15〜8月28日までのロングラン 〜川豊本店がクーポン券配布〜
▼第50回柳川うなぎ供養祭を開催 14日/福岡県柳川市
▼ファミレスうなぎ2016  安定の蒲焼メニュー
▼美味!!「鯉」メニューのお店11 〜福岡県筑紫野市「鯉 ひろまつ」〜
▼鯉こくフリーズドライ、福岡県の広松養魚場より先着10名様にプレゼント
▼うなLady Vol.51
▼懐に優しいウナギ料理!! ファーストフードの価格魅力
▼「ひつまぶし風うなぎのだし茶漬け」試食会 〜仙台市中央卸売市場〜
▼宮城産養殖ギンザケ高水準のまま販売終了 〜前年並み池揚げ量も価格は25%アップ〜
▼「近大発ナマズ」の試食会!! 19日/東京・銀座「近畿大学水産研究所 銀座店」〜昨年より脂の乗りに工夫 今後の課題は種苗の確保〜
▼6月の訪日外客数198万6,000人、6月として過去最高!

その他。
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今号のうなLady〈Vol.48〉 [うなLady]


野田 恵子さん(20歳)
株式会社「味の店 乃だや」 

▼どんなときにウナギを食べたいと思いますか?
-ウナギと聞くとやはり高級というイメージがあるので、特別なイベントがあった時や、お祝い事があると食べたくなります。

▼ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたことについてどう思いますか?
-それほど地球環境が変わってしまっているんだと感じます。大切な資源が無くなってきてしまっている事を寂しく思います。

▼お仕事のやりがいをお聞かせください。
-接客業なので、お客様に美味しかったと言ってもらう事が一番嬉しいです。狭いお店ですし、従業員も私と社長(父親)、二人ですので、常連さんに名前を覚えて頂いたり気軽に話しかけて頂いたりすると「もっと頑張ろう!」と力が湧いてきます。

▼お仕事でどんなことを心がけていますか?
-オープンしてまだ半年も経っていないお店なので、まだまだ認知度が低く暇な時間が多々ありますが、その中で来ていただいたお客様には満足して頂けるようなサービスや食事を提供することを心がけております。

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「蒲焼店が考える“これから”」59 〜2015年12月25日号掲載〜 [蒲焼店が考える“これから”]


小堀和広店長
(うなぎや源与門/福井県若狭町)

「鰻文化継承のため鰻の専門学校が開校できたら」

今年も残すところ、あと数日となった。ウナギ業界にとって完全なるオフシーズンのなか、これまでメニュー価格の値上げを余儀なくされた専門店として、これまでの売れ行き、また今後をどのように見通しているか。

「これまでの値上げに伴い、持ち帰り商品の売れ行きは落ちております。ただ、その一方で冬のオフシーズンの傾向としては、北陸新幹線開通もあり、北陸へカニを召し上がりに来られるお客様が昼食によく、利用していただいていると思います」

近年、続いているシラスウナギ不漁により、相場はかつてないほどの水準に高騰している。前述のように、多くの専門店ではメニュー価格の値上げを余儀なくされた。このため、ウナギマーケットの縮小にも表れているように、ウナギ離れも近年、叫ばれている。そうしたなか、お客を一人でも多く取り戻すために専門店としては何か、働きかけていることはあるのだろうか。

「出来る限りお客様に、値上げに対しての説明をしております。品質を落とさず、かつ“割き立て“”焼きたて“をモットーとし、また当店では鴨料理も人気ですので鰻以外にも力を入れていこうと考えております」

ちなみに扱っているウナギに関しては、産地などこだわりはあるのだろうか。

「炭火焼をすることで柔らかく、脂に甘みが出てくる鰻。国産以外、とくに中国産を嫌うお客様が多く、これからも必ず、国産鰻を使用していきたいと考えています」

ところで近年は、シラスウナギ不漁を受けて、ウナギ資源保護管理が日本を軸に急ピッチで進んでいる。来年9月、ワシントン条約締約国会議が開催されるなか、その動向が気になるが貴店はどのような考えを持っているか。

「特に対策の無いことが、頭の痛いところです。問屋さん等と情報を交わしつつ、今後の対策を考えないといけないと思います。ただ仮にウナギの流通量が”18%“になった場合、専門店だけではやっていけなくなると思います」

前出のように、ウナギ資源保護管理の問題も大切だが、専門店としてはウナギ資源と同様に、ウナギ文化継承に欠かせない、ウナギ職人の”不足問題“も大きな問題の一つだが、これに関してはどのような見解を持っているか。

「日本の和食文化の中でも鰻は大事な文化ですので、今後も残していくためにも、鰻の専門学校等が全国の鰻専門店の協力のもと、開校出来たらと思います」

資源問題、職人不足、そし手ウナギ離れによるマーケットの縮小など、問題は山積している。特に近年は、ウナギ業界を取り巻く環境が大きく様変わりしているなか、蒲焼専門店として今後、どうあるべきか、あるいは何をしていくべきだろうか。

「本物の鰻の蒲焼をお客様に味わっていただくことが一番大事だと思います。”量より質“を大事にして今後も頑張っていきたいと考えております」

[データ]
「うなぎや源与門」
〒919-1303 福井県三方上中郡若狭町三方52-6
電話:0770-45-0035

小堀和広店長/源与門 ブログ用.JPG

















*「蒲焼店が考える“これから”」は現在、日本養殖新聞で連載中
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スーパーの鰻蒲焼拝見(後編) [本紙記事/速報]


※画像をクリックすると拡大します。

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スーパーの鰻蒲焼拝見(前編) [本紙記事/速報]


※画像をクリックすると拡大します。

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